神話ロード構想の実現に向けて
出雲市は「出雲神話観光大国の創造(神話の夢舞台・出雲)」を重点施策の一つに掲げ、官民協働で文化観光振興に取組んでいます。
これを受けてNPO法人シャーネ・エレーテ今市ではJR出雲市駅から市庁舎を結ぶシンボルロードを神話ロードとして位置づけ、「神話」をキーワードとしたまちづくりを計画しました。
日本の神話といえば、記紀神話に代表されますが、その内容の3割が「出雲神話」であることを知る人は少ないようです。この貴重な出雲の財産を住民のみならず、来訪者・観光客にも情報発信する場及び仕掛け作りをすることにより、「さすが出雲は神話の国だ」と受け止めてもらえるまちづくりを目的としています。
「神話ロード構想」は、出雲市駅前から9号線までのくにびき中央通り(神話ロード)を中心に、出雲の国が豊かに造りあげられていく出雲神話のストーリーをブロンズ像で紹介する構想です。
- 出雲市駅から中町・扇町ロータリーまでを、スサノオとヤツカミズオミズヌノミコトの国つくりのお話のゾーン(ヤマタノオロチ退治で斐伊川治水と国引きで扇状地平野つくり)
- 扇町ロータリーから高瀬川までをオオクニヌシの成長ゾーン(兄神達の迫害・スサノオからの試練を乗り越え出雲に君臨するまでのお話)
- 多くの女神との縁結び・スクナビコナと協力して産業開発・高天原への国譲りでは争いのない和睦ゾーン(近隣の土地の開発と領地の拡大のため、その土地の女神と契り合い結ばれる・いろいろな技能を持つスクナビコナを協力者にして稲作りから、土木事業、医学にいたるまでの国作り・高天原からの使者建御雷神との話し合いによる国譲り)
- 神話を活かしたまちづくり」で、人々に出雲神話のストーリーを紹介する。
神話ロードに設置する神話オブジェのイメージ