出雲神話モニュメント「スクナヒコナ 海のかなたへ」

出雲神話モニュメント「スクナヒコナ 海のかなたへ」

出雲神話モニュメント「スクナヒコナ 海のかなたへ」

NPO法人シャーネ・エレーテ今市では、出雲神話ロード構想にもとづく神話モニュメントの5作目を、「出雲の春はひなめぐり」のイベントに併せて、出雲市くにびき中央通りに設置し、平成26年3月29日の記念式典内で除幕式を行いました。

設置したモニュメントは御影石の台座に乗るブロンズ像。スクナヒコナはオオナムチと共に出雲の国を豊かにしたとても小さな神様です。スクナヒコナが背の高い粟の穂先をしならせ、常世の国へ飛んでいく場面の像です。題名は『スクナヒコナ 海のかなたへ』です。

出雲神話モニュメント『スクナヒコナ 海のかなたへ』2

デザイン図左図は、スクナヒコナが背の高い粟の穂先をしならせ、常世の国へ飛んでいく場面の原型デッサン 作者は藤田丈先生

『スクナヒコナ 海のかなたへ』

オオナムチが美保の岬へ出かけている時のことです。海を眺めていると、海岸へ近づいてくる豆の鞘に乗る小さな神様がいました。その名前をスクナヒコナといい、医療や薬の知識に長けており、また穀物の栽培法、土木工事と色々な事に精通しておられました。その後、オオナムチと兄弟となり共に出雲の国をとても豊かな国にしていきました。スクナヒコナは出雲の国にとってはなくてはならない神様となりましたが、ある時急に常世の国に渡るとおっしゃって、粟の穂先に上られ、しなりと共にピョンと飛んで常世の国へ渡って行かれました。

NPO法人シャーネエ・レーテ今市


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