出雲神話モニュメント「オオクニヌシと鼠」

出雲神話モニュメント「オオクニヌシと鼠」

出雲神話モニュメント「オオクニヌシと鼠」

NPO法人シャーネ・エレーテ今市では、出雲神話ロード構想にもとづく神話モニュメントの4作目を、「出雲の春はひなめぐり」のイベントに併せて、出雲市くにびき中央通り()に設置し、平成24年3月31日の記念式典内で除幕式を行いました。

設置したモニュメントは御影石の台座に乗るブロンズ像。スサノオから射た矢を取ってくるという試練を与えられ、野火に囲まれ窮地に追い込まれるオオナムチが、鼠に助けられ、その矢を鼠から受け取る場面の像です。題名は『オオクニヌシと鼠』です。

デザイン画左図は、スサノオから射た矢を取ってくるという試練を与えられ、野火に囲まれ窮地に追い込まれるオオナムチが、鼠に助けられ、その矢を鼠から受け取る場面の原型デッサン 作者は藤田丈先生

『オオクニヌシと鼠』

スサノオの娘のスセリヒメの婚約者になったオオナムチは、スサノオから様々な試練を受けます。試練を次々乗り越えていくオオナムチに、スサノオは草原に放った矢を取ってくるという最後の試練を与えました。オオナムチが草原に入ると、スサノオは草に火をつけ焼き殺そうとします。これにはさすがのオオナムチもどうすることも出来ず途方に暮れていると、どこからともなく鼠が現れ、「外はずぶずぶ、内はほらほら」と助言をしました。それを聞いたオオナムチは足下を勢いよく踏みつけると、体がすっぽりと入るほどの穴があき、野火から難を逃れることができました。穴の中で鼠から矢を受け取り、スサノオのもとに持って帰ると、スサノオもオオナムチを凄い男だと認めました。

NPO法人シャーネエ・レーテ今市


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