出雲神話ロード設置モニュメント「スサノオのオロチ退治」
NPO法人シャーネ・エレーテ今市では、出雲神話ロード構想にもとづく神話モニュメントの2作目を、「JR出雲市駅開業100周年記念事業」に併せて出雲市 くにびき中央通り(パルメイト出雲前)に設置し、平成22年10月10日の記念式典内で除幕式を行いました。
設置したモニュメントは御影石の台座に乗るブロンズ像。鎌首をもたげ荒々しく襲いかかるオロチと剣をもち立ち向かうスサノオが表現されています。題名は『スサノオのオロチ退治』で、第1作目にふさわしいモニュメントとなりました。
左図は、「スサノオのオロチ退治」の原型デッサン 作者は藤田丈先生
『スサノオのオロチ(大蛇)退治』
斐伊川の上流鳥髪(とりかみ)の地で、娘を中に老父と老女が泣いていました。
スサノオがたずねると、八俣(やまた)のオロチが娘を喰いに来るので泣いていますと言いました。
スサノオは、その娘を私に妻として奉るなら退治してやろうと言われ、何度も発酵させた強い酒を八つの甕(かめ)に満たして待っておれ、と命じられました。
やがて現れたオロチが酒を飲み、酔いつぶれると、待ち構えていたスサノオは剣を抜き放ち一刀両断、なんと、その尾から国の宝となる草薙(くさなぎ)の太刀がでてきました。